「サイエンス」カテゴリーアーカイブ

声帯

二つのヒダが喉頭壁の左右にあり、仮声帯は上部、声帯は下部のヒダに位置します。ヒダの真ん中には隙間が見られ、呼吸のみを行っている平常時は開口しています。また声門はこの隙間のことを指していて、声を発する際は閉じて緊張し、この部分を通過する空気によって振動が声帯に生じます。 音の調子の変化は声帯における振動数... Read more

関節包・腔/半月板/背骨

関節包は袋状のもので関節を覆っています。袋の内部は関節腔と呼ばれており、滑液が入っています。いわば潤滑油みたいなもので、関節の動作をスムーズにする機能を持ちます。また関節部の骨同士を結合させているのは靭帯と言われているスジであり、この線維は関節包の外部から関節腔を貫通しています。 関節の種類によっては、... Read more

肋間筋~胸式呼吸と腹式呼吸~

肋間筋のタイプには二つあります。内・外の肋間筋で構成されており、相互に交わった向きに走っています。外肋間筋が収縮すると胸郭が拡大し、肋骨が引っ張られ、息が吸い込まれます。また多量に息を吸い込むときは、斜角筋や胸鎖乳突筋が肋骨を持ち上げ、サポート的に作用します。 息を吐き出す方の呼吸は、普通であれば胸腔容... Read more

ペプシノーゲン・胃酸~主・壁・ガストリン細胞~

胃小窩は胃粘膜に見られる沢山のくぼみの事で、その内部の孔は深くなっています。胃腺と呼び、壁の細胞から粘液及び胃液を分泌しています。ペプシノーゲンと胃酸は胃液の大部分を構成しており、それから胃壁を保護するために胃腺から粘液が分泌されています。 胃腺は一番深いところにガストリン細胞があり、ここからホルモンが... Read more

横隔膜~肺による呼吸のメカニズム~

胸腔は胸郭内部の空間を言いますが、胸郭そのものは肋骨と胸骨、そして胸椎からなる籠状のもので構成されています。肺は胸腔の容量に比例して拡大するように形成されており、胸腔の内側に肺はきっちりおさまっています。横隔膜及び肋間筋はこの胸腔を拡大させる力の源になっており、肋間筋は上下の肋骨を結合させるような状態にな... Read more

乳頭・味蕾・亜鉛

乳頭は舌の表層に見られる突起を指していて、ここには糸状及び茸状乳頭があります。前者は細かく舌の全域に分布しており、後者は丸形で小さく、前者の間に分布しています。有郭乳頭はV字型に丸く大きな突起で、舌の奥に存在します。葉状乳頭は四つに分類され、舌の両側下部に並んでいます。 味蕾は味を感じ取る器官で、これを... Read more

女性と男性~脳の構造~

大脳の大きさによって知能レベルを予測することは出来ませんが、女性より男性の方がやや左脳が大きくなっています。全体的に見ても少し大きいようです。左脳は論理脳とも呼ばれている部分ですが、大脳全体を過去の偉人で比較すると、知能の高さは重さに依存する訳ではないと言われています。 脳梁は左と右の脳を結合して連携す... Read more

生命活動の要~脳幹と大脳辺縁系~

大脳辺縁系は脳梁を囲んでいる部分で、古皮質若しくは旧皮質とも言われる古くは爬虫類などの時に進化した所です。本能的な部分を司っており、餌や嗅覚、敵、快感、生殖、怒りなどの情報が蓄えられています。更に自律神経の機能にも関与しており、内臓の働きをコントロールしています。どの動物においても共通した働きを持っている... Read more

司令塔となる脳の構造

脳が重くなるにつれて知能も高くなると考えられていますが、現代人とネアンデルタール人とでは現代人の方が軽くなっています。つまり、脳の重さが必ずそれに比例して知能も高くなるという法則が当てはまらないことを意味します。これは神経網の発達に違いがあるためといわれており、特にネアンデルタール人の脳では前頭連合野で現... Read more

匂いの役割

人間は匂いを嗅ぎ分ける時に一万以上のタイプを区別できると言われています。この数は犬の場合、人間のそれの一億倍程度に膨れ上がるため、いかに人間が犬に劣っていることかがよく分かると思います。とはいっても、やや苦手な匂いと得意とする臭いが犬にあるのも事実です。 臭いを感じ取る機能は、食物を摂取する際にも大切な... Read more