乳頭・味蕾・亜鉛

乳頭は舌の表層に見られる突起を指していて、ここには糸状及び茸状乳頭があります。前者は細かく舌の全域に分布しており、後者は丸形で小さく、前者の間に分布しています。有郭乳頭はV字型に丸く大きな突起で、舌の奥に存在します。葉状乳頭は四つに分類され、舌の両側下部に並んでいます。 味蕾は味を感じ取る器官で、これを持つ乳頭は糸状を除くものとなります。この器官は喉の粘膜や上顎といった部分にも分布しており、舌だけに限られません。味の分子が唾液と混じった際、味孔と呼ばれる部分に入り込んで、それが味覚毛によって感じ取られます。これらは味蕾を構成しているもので、味孔の中に味覚毛を持つ味細胞があります。この細胞は支持細胞によって支えられており、味のデータは視床に運ばれます。その際、データは舌咽及び顔面神経などを経由するわけです。 亜鉛不足で味覚に異常を発生させられることは広く知られていますが、この亜鉛を必要とする器官は味細胞です。当該細胞の寿命は短く、一週間強で消失するようです。しかしすぐに作られるため問題ないのですが、その生成に必要な成分が亜鉛です。