神経細胞から最も伸張する枝を軸索と呼び、これをミエリン鞘が取り巻いています。樹状突起は短い枝で構成される神経細胞で、これらの神経細胞同士の接点がシナプスです。神経線維を伝道していく情報の速さは、ミエリン鞘の有無に影響されます。伝達には電気が使われており、神経細胞が活性化すると活動電位が生じます。ナトリウム... Read more
右脳型、左脳型という言葉をよく使われることと思いますが、このことは左若しくは右側が特に優れているということではありません。人間の体には芸術や思考、決断など高度な働きがあるほか、生体として知覚運動など基礎的な機能も備わっています。特に高機能な領域は、大脳半球の左右に、個々の得意とする領域が存在しています。論... Read more
朝は食欲がなかったり、朝食そのものを抜いてしまう人が多いと思われますが、実は便秘解消に朝食を食べることも必要です。というのは、胃結腸反射というものがあり、これは空腹時の朝食時に発生する結腸の大蠕動です。空腹時は全て共通するようですが、中でも朝の空腹時が最も便秘に有用であると考えられています。上記のような理... Read more
静脈は肌から見ると青くなっていますが、もともと血管には青や赤といった色調はありません。正確には白っぽくなっており、少しくすんでいます。内部を循環する血は暗赤色を呈しており、肌と皮下組織を介すると青色にうつります。
静脈の役目は、組織へ酸素を受け渡した後の血液を心臓へ送り届けることです。分かりやすく言えば... Read more
アロマセラピーでは植物などから採取した芳香成分を利用します。成分を抽出して取り出すわけですが、これを鼻から吸い込んだり、マッサージなどで肌へ塗布したりします。また、入浴といった利用形態で肌から取り込ませる方法もあります。アロマセラピーによって得られる生理作用で代表的なものはリラックスやリフレッシュなどです... Read more
顔面頭蓋は顔を形成している部分で、脳頭蓋は脳を入れている部分です。頭蓋骨はこの二つで構成されており、更に脳の外部を覆う脳頭蓋は則頭骨二つと頭頂骨二つ、前頭骨及び後頭骨一つずつに囲まれ篩骨、蝶形骨によって下部から支えられています。これらの骨の接合部はギザギザ状になっており、パズルのように組み合わさっています... Read more
二十四本で成り立っている肋骨は背中と胸を作っています。胸椎は十二本あり、これに一対ずつ結合します。縦長の胸骨は板状で細くなっており、胸骨柄、体部、剣状突起の三つで上から順に形成されています。胸郭内部には心臓や肺、気管支、肺動脈、心臓、器官、大動脈といった器官がおさまっており、肋骨、胸骨、胸椎で成り立ちます... Read more
腸骨は腰に手で接触可能な部分で、坐骨は座った際座面に位置する箇所です。恥骨は身体前部に位置する箇所で、寛骨、仙骨、尾骨で成り立ちます。各骨の結合部分は、沢山の靭帯で補われており、非常に強化されています。恥骨結合は両側の恥骨が前面で繋がっている箇所を指していて、隙間には恥骨間円盤が挟まっています。この部分は... Read more
下肢は股関節より先の部分を指していて、上肢は肩から先の部分を指しています。その構造は類似しますが、下肢には膝蓋骨が見られ、手根骨に比較すると足根骨の方が一つ少なくなっています。
大腿骨は骨盤から膝までの骨を言い、そこから足首には脛骨が親指の方に、腓骨は二つ小指の方に存在します。脛骨側はいわゆる弁慶の泣き... Read more
骨が新陳代謝をしていることは広く知られており、その機能は生きている限り継続します。ところで緻密骨は長骨の外部に見られる硬い箇所を言います。顕微鏡などで観察すると、同心円状の模様が見られます。これが並んでおり、円の真ん中は管状のハバース管で構成されています。縦に走っていますが、フォルクマン管と呼ばれるものも... Read more