ダイエットカロリーコントロール
1calは、1gの水を1度上げるのに要する熱量で、人間の場合は、その千倍のkcalを使います。また、タンパク質と糖質の熱量は、1gで、4kcal、脂質が1gで、9kcalになります。ダイエットカロリーコントロールがなぜ必要かというと、それは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスがよければ肥満にならないからです。つまり、摂取カロリーより、消費カロリーの方を多くすれば、確実に痩せて行きます。もっと厳密に言えば、この摂取カロリーと消費カロリーの差が小さくても、消費カロリーを少しだけ高くするだけで、時間がかかっても必ず痩せて行きます。無理なダイエットから、脱落する人は多いと思いますが、そういう人たちにとっては、やはりダイエットカロリーコントロールが必要なのではないでしょうか。もともと、体に無理をさせて寿命を縮めながらダイエットして脱落するよりは、時間をかけてでも、体に大きな負担をかけず、健康的且つ確実に痩せられる方が、現実的です。
人間の体は、脂肪の量を必要な分だけ残して、不要な脂肪を排泄するメカニズムはありません。これは、自然界の動物と同じように、食べれる時に食べなければ、今度は何時食物にありつけれるか分からないというのが前提になっています。特に現代の日本人には、このような死活問題があるわけでもなく、当然、脂肪量は食べた分だけ増える一方です。肝臓に一部蓄積された脂肪は、更に脂肪細胞に蓄積して行きます。脂肪細胞一つ一つは、その大きさを約三倍にまで増大させ、その数、180億個以上あると言われています。つまり、脂肪だけで想像を超える大きさになるということです。もちろん、そこまで脂肪がつく前に、生活習慣病などを発症するのは間違いありません。ただ、脂肪太りは理論上、限界が無いに等しいので、どこまでも脂肪量を増やして行きます。