膠原病~皮膚硬化症・ベーチェット病・シェーグレン症候群~

かつて膠原病の原因はハッキリ分かっていませんでしたが、現在ではストレス病の一つと考えられています。自己反応性リンパ球や顆粒球は交感神経が緊張することによって増えますが、これによって肌や粘膜、腺組織が壊されてしまいます。つまり、ストレスが引き金になっている訳です。膠原病と言えば皮膚硬化症やベーチェット病、シェーグレン症候群といったものがありますが、いずれの場合も顆粒球が増える一方でリンパ球が少なくなるようです。 ストレスから抜け出すためには基本的にその原因を追究する必要性があります。ストレスには精神的なものと肉体的なものがありますが、いずれも何故発生させているのかその仕組みを認識することが大切です。理解することで大半のストレスは緩和するものです。その上で食事に気をつけたり、適度な運動、入浴などに気を使うことで多くの場合軽減します。 しかし、こういったことをやっても改善されない人がいるのも事実です。こういった症例では、人間関係の中で生じている心の葛藤なども原因の一つではないかとされます。広義には精神的ストレスに分類されることと思いますが、実は本人も周りも気づきにくい原因の一つであると思われます。心の葛藤状態が長期間に渡って持続すると、交感神経の興奮した状態が続くため、ストレスが発生しいつまでも経っても疾患から脱却できないようです。