運動ダイエット
この基礎代謝ですが、筋肉の量が多いほど消費されるカロリーの量が多く、更に瞬発力を司る白い筋肉より、持久力を司る赤い筋肉の方が、消費するカロリーの量が多いのです。基本的には、ボディービルダーのような筋肉構造より、マラソン選手のような筋肉構造の人の方が、基礎代謝で消費されるカロリーが高いということになります。もちろん、通常の人には、マラソン選手のような運動量はまったく必要ありません。分かりやすく言えば、普通に歩くより、少々早歩きで、且つ、早歩きしながら何とか人と会話できるような運動量が理想です。つまり、激しい運動では、有酸素運動ダイエットが行えず、余分な脂肪を燃焼させることができません。適度な運動こそが、有酸素運動ダイエットにつながるのです。糖尿病の症状における患者では、一日一万歩の運動量を理想としていますが、一日一万歩で大体300kcal~400kcalぐらい消費します。更に、こうして運動ダイエットをすることで赤い筋肉がついて基礎代謝が高まり、何もしなくても消費されるカロリーの量が増えます。これを基礎代謝といい、基礎代謝とは普段意識されていない、脳や臓器、呼吸などによって消費されるカロリーです。その中で最も多く、無意識にカロリーを消費するのは赤筋と呼ばれる持久力に関わる筋肉なのです。筋肉を維持するために消費されるカロリーは、運動で消費したカロリーとは、別の消費カロリーになります。また、こうして持久力を司る赤い筋肉が増えることによって、ダイエットでよく言われるリバウンドもかなり高い確率で軽減されることになります。ダイエットエンド後のリバウンドで太る人は、無理な減量で、もともとついていた赤い筋肉までも減らして減量してしています。そうすると、仮に痩せたとしても、基礎代謝まで下がってしまいます。基礎代謝が下がると、消費カロリーも下がりますので、減量に成功したとしてもリバウンドからは逃れられません。リバウンドのない適切なダイエット効果を期待するならば、やはり運動ダイエット、ひいては、有酸素運動ダイエットを取り入れるのが理想的です。ダイエットとは、本来適度な運動が基本になるのでしょう。