和定食と中華定食

外食では、洋食より和食の方が低カロリーとされていて、主食(しゅしょく)、主菜(しゅさい)、副菜(ふくさい)が揃っているものが理想的とされています。和風麺を用いた定食では、とかく主菜がない場合が多く、その上野菜も不十分となるケースが見られます。低カロリーなのが特徴ですが、メニュー不足のため、選ぶ際も注意が必要です。一方、中華料理などの麺類には、主菜と共に野菜類が摂取できるものが多く、栄養バランスは整っています。ただ、和食に比較するとカロリーが高めになってしまいます。丼物は炭水化物から構成される主食がほとんどで、特に揚げ物を利用しているメニューは高カロリーとなります。和定食でダイエットに適するのは、油不使用で、魚を主菜としているケースです。副菜メニューを注文できるのであれば、野菜類を中心とした酢の物やお浸しなどが薦められています。ただ、肉を用いた肉料理や揚げ物などは、脂肪分を多く含むため高カロリーとなります。洋食では、脂分の多い肉類や多量の油を使用しているケースが一般的であるため、カロリーも高めになります。そのため、ドレッシングを控えたり、タルタルソースよりウスターソースを使うといった工夫が必要になってきます。寿司類は、野菜が不足しているケースが多い反面、ダイエット中にも摂取できる品種であるのが特徴です。ただ、イクラやトロなどは高カロリーであり、特にちらし寿司にはシャリのコントロールが必要です。中華定食では、油の使用量が多いため、その前後の食事で油を控えることが大切です。また、食べる際も中華料理独特の汁気を切るのがポイントです。