「調理のコツ」カテゴリーアーカイブ

最近のスーパーのお惣菜って

似た様な形や味である。買うお店を変えても中身の具材が似たようなものになっていることがある。以前、ある電化製品で中身の基盤や部品は一緒、外側のケースだけがメーカーによって違うなんていう話を聞いたことがある。面白いなと思ったものだが、よく考えてみたら当たり前なのかも知れない。 なぜ、お惣菜の中身の具材が... Read more

酸味の腐敗説と後味がさっぱりする仕組み

苦味は毒であることがある。酸味は腐っていることがある。これは自然界において苦味が毒、酸味が腐敗というケースが多いためで、人間は本能的にこれらの味覚を嫌う傾向にある。特に梅干しやレモンなどは、それを見ただけで唾液もジワリと出てくることだろう。口の中に入れれば、顔も歪みそうになることと思う。これは、生体を守る... Read more

熱を加えると甘くも辛くもなるタマネギの謎

タマネギといえば涙が出ることで知られる。これは、syn-プロパンチアール-S-オキシドによるもので、この物質は揮発性ガスである。切ったり刻んだり、或いはスライスするなどしてタマネギの細胞を破壊すると、この物質が揮発性ガスとして発生し、目や鼻の粘膜を刺激する。涙が出るのはそのためである。具体的な生成過程はこ... Read more

炊飯器についているカップと計量カップの違い

合(ごう)は勺(しゃく)の十倍で、升(しょう)の十分の一になる。一合はおよそ180.39ミリリットルで、これは一升がおよそ1.8039リットルと決められた日本の明治時代の規定によるものである。「合」そのものは日本でも古くから用いられてきた単位だ。米だけでなく、酒の容量を計る際にも活用されてきた。 と... Read more

外食で困る食器の後片付け

レストランなどで食べ終わった食器が邪魔に思ったことはないだろうか。もちろん、タイミングよく取りに来てくれるお店もあるだろう。しかし、お客がたくさん居て、店側が忙しそうにしている場合はどうだろうか。ついつい親切心も加わって、目の前にあるお皿などを持ち運びしやすいよう重ねて置いてしまうことはないだろうか。 ... Read more

ハクサイの葉っぱは、内部のほうが美味しい

白菜を調理する時、まず外側の葉を剥ぎ取ってしまうのがほとんどのケースだろう。その後は生ごみとして処理されることと思う。見た目に萎れていたり、汚いというイメージもある。そういったことも廃棄される理由の一つになっているのかも知れない。しかし、外側の葉より内側の方が美味しいという事実を知っている人もおられること... Read more

天ぷらやフライなどの揚げ物をからっと仕上げるには?

ずばり、霧吹きなどで乾燥したパン粉に、軽く水分を吹きかければ良い。こうすることによって衣に細かい穴を形成するため、サクサクした食感をもたらしてくれるのだ。出来上がった揚げ物をよく見てもらえれば分かると思うが、小さな穴が沢山あるはず。これは水分が蒸発する際に作られた穴であり、高い温度で揚げられた衣から出てき... Read more

ウドンやソバを茹でた際、水洗いする理由

麺の表面の粘りを除去するために水で洗い流し、またその粘りが広がるのを抑えるために麺を冷やすのである。そして、粘りを取り除く最大の理由は、麺に「コシ」を与えるためである。ウドンやソバを茹でた際、習慣的に水洗いする人は多いだろうと思う。しかし、その理由をハッキリ認識していない人もおられるのではないだろうか。も... Read more

ウドンを茹でる際の「差し水」はよろしくない

ウドンの場合、一度湯を沸騰させたら、温度を一定に維持するほうが良いといわれている。これは麺に「コシ」をもたせるためで、重要なのは湯の温度である。数ある麺類の中でもそのコシによって味を左右されてしまうのがウドン。歯ごたえの無いウドンはウドンじゃ無いといっても差し支えないだろう。それほどウドンはシコシコとした... Read more

人工甘味料に対して人工塩味料って存在するのか?

塩は単純に塩素とナトリウムが結合した構造だ。それだけに人工塩味料を作るのは困難になっている。変わりになる物質も発見されていない。一方、甘みの変わりになる物質は多く存在する。人間にとって甘く感じるものを有機物の中から選べば良いだけだ。人工甘味料に関しては砂糖の代替品としてそのまま売られていたり、飲料水などに... Read more