三層構造からなる皮膚は一番奥から皮下組織、真皮、表皮の順で重なっています。手で皮膚に直接触れると分かりますが、それが表皮と言われているものです。実はこの一番外側にある表皮は基底層、有棘層、顆粒層、そして角質層から構成されており、最後の角質層はご存知の通り、一番外側に位置します。表皮そのものは非常に薄い組織... Read more
緑黄色野菜をはじめ、豆類や乳製品、海産物などをバランスよく摂取し、それでも足りない分をサプリメントで補うことが骨粗鬆症をはじめとする深刻な事態を防止するのに役立ちます。この病気は女性に多く見られるもので、破骨細胞の作用を調整できないことが原因となります。破骨細胞はエストロゲンと呼ばれている女性ホルモンによ... Read more
ホルモンの一種であり、成人になった頃から次第に減って行くと言われています。副腎で生成されるあらゆるホルモンの源になると考えられており、脂肪燃焼や性ホルモンの維持、免疫亢進、ミネラルバランスの維持、筋肉維持、インスリン抵抗性強化などの働きがあると言われています。つまり、老化はこのホルモンの減少も関係している... Read more
人間の老いが何を原因として生じるのかはハッキリ分かっていません。ただ、活性酸素や遺伝、免疫、ホルモンなどが関わっているのではないかと指摘されています。食品添加物や紫外線、大気汚染、ストレス、アルコール、タバコなどは多くの活性酸素(かっせいさんそ)を生み出します。これが老化を進めるのではないかと言われていま... Read more
筋肉の塊で構成される舌には五つの味を感じ取る能力があると言われています。酸味、旨味、塩味、苦味、甘味がこれに該当しますが、舌は味だけでなく言葉の発音や食べ物の飲み込みなどにも影響しています。
舌を構成する筋肉は舌内筋と呼ばれているもので、これによって唾液を食品に馴染ませたり、飲み込む、噛むといった動作を... Read more
大脳の下部に小脳は存在し、その重さは少し女性の方が軽くなっています。虫部は左右の半球が虫のように結合する真ん中部分ですが、大脳のように明確に分裂していません。かたまり状に認識できる部分であり、大脳に比較するとシワは更に細かくなっています。灰白質には神経細胞が並んでおり、白質が枝上に細かく組み込まれています... Read more
ナスに良く似た形状で肝臓の下部に見られるのが胆嚢(たんのう)です。この器官では胆汁(たんじゅう)の濃縮と蓄積を担っていますが、胆汁は肝臓において生成されています。肝臓で出来上がった胆汁は胆管(たんかん)と呼ばれる細い管へ流れていきます。胆管は肝管と呼ばれる左右に分かれた管と結合し、胆汁はここを通過して総胆... Read more
体循環は多くの栄養素や酸素を含有している血液の経路です。これによって全身へ運ばれ、別名では大循環とも呼んでいます。開始は左心室からで、大動脈より細かく分裂していく動脈を通過し、各組織の毛細血管に運ばれます。臓器など網の目状に覆っている極めて細い血管にも送られます。その際、細胞が必要とする栄養や酸素を供給し... Read more
脂質、炭水化物、蛋白質のすべてを分解する消化液もありますが、唾液など炭水化物に限定して分解する消化液もあります。腸液や膵液などはいくつかの消化酵素を有しており、三大栄養素である蛋白質、脂質、炭水化物の全部を分解可能にしています。
アミノ酸が複数結合したものが蛋白質です。二個のアミノ酸で作られているジペプ... Read more
唾液腺、胆嚢、肝臓、膵臓、消化管がいわゆる消化器と呼ばれているものです。消化管は食べ物が入る口から不要物を排泄する一番最後までの管を言い、その長さは十メートル弱となります。一般に胃腸が消化器と解釈される傾向にありますが、実際は多少異なります。
口から入った物質はそのまま食道を通過して胃に届きます。ここで... Read more