糖尿病とコーヒーの関係
コーヒーが糖尿病を防ぐ働きは、疫学調査で示されていますが、その有効成分は分かっていません。実はどの物質が糖尿病を抑えているのか、論文においても見当たりません。しかし成分と作用のメカニズムが明確にされれば、将来的にもコーヒーと病気の見方は今より更に確かなものになるでしょう。様々な医療分野で発展を遂げていますが、不思議なことにコーヒーを構成する成分が一体何なのか分かっていない点があります。身近で当たり前であっても、そこには疑問があり、実際にはほとんど解明されていないことも沢山あります。医食同源などの考え方は実は非常に大切なもので、見過ごされやすいものほど重要といえます。残念ながら、こういった当たり前のことを研究する人は少なく、とかく注目を集めたものや新しいものを対象に研究する人が多いのも事実です。
尚、人間の体にとって必要な成分にホルモンがあります。この物質は体内で合成されるものであることから、いわゆる栄養成分ではありません。三大栄養素で知られている蛋白質、炭水化物、脂肪などのことを指していますが、いずれかが不十分になると栄養失調を招きます。その他、ビタミンやミネラルも重要です。