糖尿病を引き起こすメカニズム~副交感神経・インスリン分泌~
人間の体を形成している細胞は代謝を行うために糖を必要とします。これによってエネルギーを発生させていますが、低血糖になると体が動かなくなります。通常人間は100mg/dlの血糖値ですが、他の動物ではこれ以上に代謝エネルギーを必要とする種類もあるため、数値もあがります。またこのことから生命活動の根本が血糖であることがハッキリしています。
自律神経は血糖値を保つ働きも担っており、その値には個人差があります。より活動する人間では血糖値も高くなり、控えめの場合は低くなります。副交感神経はインスリン分泌に関わっており、過度のストレスや疲労、肥満によって当該神経は緊張状態を招きます。するとインスリン分泌が鈍くなるため、糖分を体内で十分使うことができず、高血糖を引き起こします。糖尿病はこういった過程を経て発症します。
人間は低血糖になると糖分を含む食物を摂取しますが、その量が多いとインスリンもそれだけ大量に分泌されます。特に糖分を多量に含むお菓子や飲み物では血糖値も乱れます。つまり、血糖が突然上昇したためインスリンが大量分泌され、結果として突発的な低血糖を招くわけです。一般に穀類などに含有される糖などを摂取するとこういった血糖値の乱れも穏やかになると言われています。