経口血糖降下薬
経口血糖降下薬には、スルホニル尿素剤とビグアナイド剤、α-グルコシダーゼ阻害薬、インスリン抵抗性改善薬などがあります。スルホニル尿素剤の服用量を増やしながら血糖をコントロールしていきますが、それでもコントロールできない場合、ビグアナイド剤との併用になります。ビグアナイド剤は、スルホニル尿素剤ではうまく血糖をコントロールできない時に、併用されるお薬です。
スルホニル尿素剤/経口血糖降下薬
トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミド、トラザミド
ビグアナイド剤
塩酸ブホルミン、塩酸メトホルミン
α-グルコシダーゼ阻害薬/経口血糖降下薬
アカルボース、ボグリボース
インスリン抵抗性改善薬/経口血糖降下薬
トログリタゾン
その他/経口血糖降下薬
ビタミンB12
糖尿病によって引き起こされた末梢神経障害、抹消神経麻痺、神経痛に有効とされますが、十分な効果が得られない場合は、他の治療法を行うことになります。
エパルレスタット(アルドース還元酵素阻害薬)
糖尿病性抹消神経障害によって引き起こされる痛みや痺れなどに有効です。副作用としては、下痢、過敏症などがあります。
プロスタグランジン類(抹消循環改善薬)
抹消血管における血流量を増やしたり、血小板の凝集及び粘着を阻害します。慢性動脈閉塞症に関わる疼痛及び冷感、潰瘍などに有効とされます。