珈琲の予期される効能効果
抗ウイルス、抗細菌作用を有する物質では、ポリフェノールがあります。しかしその作用は非常に小さく、近年ではカフェインの方へ視点がうつりつつあるそうです。どちらもコーヒーに含有される成分ですが、近頃うがい薬などにも含まれています。
以下はコーヒーに含有される成分に期待される働きです。内臓脂肪の分解を調整する物質ではプロビタミンB3とニコチン酸があります。食後の血糖値急上昇を抑制する成分にクロロゲン酸があり、これはグルコースが体内へ取り込まれてしまうのを阻害する作用があるからだと考えられています。近年では隠れ糖尿病の心筋梗塞による致死率が問題となっており、この糖尿病の症状としては空腹時血糖は正常でも食後において高血糖になるようです。酸化還元系の均衡をとるものでは、抗酸化作用を持つクロロゲン酸やミトコンドリアを守るプロビタミンB3があります。血行改善に働きかけるものではHMFと芳香成分があります。体内有害物質を排泄促進するものでは、カフェインの利尿作用が考えられます。自律神経の釣り合いをコントロールするものでは、カフェインの有する覚醒作用があります。抗ウイルス・抗菌作用はMPFやギ酸、カフェインなどに認められるようです。