低血糖状態でストレスを受けると

お腹がすくと血糖値が下がって元気がなくなります。動物はこの状態から回復させる意図で交感神経を緊張させます。つまり自律神経の作用によって血糖値を高めようとします。また人間はお腹がすいててもその時に体を動かし続けると空腹だったことを忘れるようです。これは血糖値が上昇しているためで、交感神経が緊張することによってもたらされます。 通常、食べ物を摂取することで上昇する血糖値ですが、動物に交感神経を刺激する物質を投与することでも高めることが可能です。一方、糖分を摂取すると血糖値はとたんに上昇しますが、その反面下がるのも極端に速くなります。つまり、日頃から甘い食品を継続的に摂取していると、常にそれを補わないと血糖値を保つことが難しくなります。特に血糖値が低い条件でストレスの影響が及んでしまうと、その状態を回復させる意図で、感情が高ぶってしまいます。 昨今、子供が糖分過多の傾向にあり、このような状態が続くとストレスから攻撃的になったり、極端に心理的葛藤を招く恐れがあります。