「調理のコツ」カテゴリーアーカイブ

胡桃やセイタカアワダチソウのアレロパシー

セイタカアワダチソウは背高泡立草と書く。日本へ渡来したのは明治末期。この植物にはアレロパシーという能力がある。どういう能力かというと、他の植物を寄せ付けないために自ら植物にとっての毒素を撒き散らすという能力だ。その毒素はデヒドロ・マトリカリア・エステルというもので、これによってススキなどのライバルを駆逐す... Read more

ナプキンを広げる際のテーブルマナー

どのタイミングでナプキンを広げて膝に置くという確実なマナーはない。ただ一般には、注文後か飲み物を初めに持ってきた頃が適しているとされる。知らない人は、レストランでの着席後に悩むひとつのマナーであろう。急いで広げても料理を待たなければならず退屈だろうし、間が持たない。しかし料理が運ばれてきてからナプキンをセ... Read more

煮込みや焼き方、炒め方の調理用語・ポワレ、ソテー、ロティ、グリル、ブランケット

まずポワレとソテー。鯛(タイ)や鱸(スズキ)、鰆(サワラ)、赤魚のポワレ、ポークや白身魚、チキン、ひいてはポテトや椎茸ソテーなど、食材に連なってよく使われる言葉だろう。もちろん、今更と思う人もいると思うが、言葉は聞いたことがあってもピンと来ない人もいるのではないだろうか。 簡単に言えば、ポワレは「蒸... Read more

サラサラのグラニュー糖(砂糖)が固くなる

理由は水分を吸収して乾燥するから。具体的には、こうだ。湿った環境に長く放置すると水分を取り込んでしまい、それが乾燥した環境に変化して水分が取り除かれてしまう。そなると結晶がそれぞれ結合し、次第に塊が肥大化してしまうという過程を踏んでしまう。砂糖は外気の湿度に影響を受けやすい物質なのだ。しかし、砂糖に賞味期... Read more

国際紛争でパンもパスタも饂飩も食べられなくなる、日本の小麦の自給率の低さ

日本に小麦の栽培が伝えられたたのは、弥生時代にさかのぼる。そんな昔から栽培されていたのに国際紛争などに巻き込まれると日本では小麦が不足する。つまり、パスタも饂飩もパンも流通しにくくなるということだ。また、日本の食料自給率は低い。特に小麦の自給率は一割前後。昔から日本で栽培されている割には、低すぎる。円の大... Read more

通常のコメと無洗米の取り扱いで異なる点

普通のコメと無洗米では若干取扱い方が異なる。理由は米糠が取り除かれているだけ軽くなり、同じワンカップでも多く入るからだ。つまり、一合に入るコメの量が普通のコメより多いため、必要とする水分量も増やさなければならない。とは言ってもほんのわずかな差ではある。またヌカ取りが省かれるため、出したら水を注いて数十分水... Read more

米糠が糖尿病に与える影響とその原因

ガンマオリザノールは米糠に含有される成分であるが、この物質は人間の体の中でアディポネクチンの分泌を促進する。アディポネクチンは糖分や脂肪の分解を促進するタンパク質の一つであり、これが糖尿病を予防すると考えられている。更にガンマオリザノールにはアトピー性皮膚炎を抑制する働きがあるとされる。 日本人は古... Read more

きつく閉まった瓶の蓋を簡単に開ける方法

頑固に閉まった瓶の金属製の蓋を開ける王道は、ガスコンロの火に蓋の部分をかざして少し加熱することだろう。多くの人が経験しているのではないだろうか。ただ、内容物まで温めてしまう不安や金属製の蓋を加熱しすぎてしばらく放置しなければならないという本末転倒な結果を生む可能性もある。それでも過加熱なら時間さえ置けば良... Read more

人参の皮と思っている部分に含まれるカロテンと勘違い

カロテンとは体内でビタミンAに変化する成分であるが、これに肺がんを予防する働きがあるとするレポートが発表されたことで注目されている。人参に含まれるカロテン量は、他の野菜に比べてずば抜けて多く、一日に必要とされる量は人参一本にも満たない。それほどカロテン含有量に優れている。 そのカロテンが最も多く含ま... Read more

河川を汚すとされるコメのトギ汁、実際は?

無洗米であればヌカが取り除かれていることから、コメの研ぎ汁も出ない。しかし普通のコメではそうはいかない。どこの家庭でも程度の差はあれ、とぎ汁が出ることであろう。 この研ぎ汁が河川を汚すのかと言われれば、YESである。これは川底にヘドロを蓄積させてしまったりするからである。本来とぎ汁には有機物が含まれ... Read more