「生活習慣病」カテゴリーアーカイブ

高齢者の腎症早期発見

腎症(じんしょう)は、血糖コントロールが良くないと、一般的に糖尿病の発病から10年程度で発病する傾向があります。ただ、2型糖尿病の方の場合、発病がいつからか決めにくいことから、糖尿病の症状を患っている人は、年に一回は、予防という観点から、微量アルブミン尿検査を受けた方がいいでしょう。糖尿病性腎症(とうにょ... Read more

洞不全症候群と房室ブロック

心ブロックとも呼ばれ、心房より心室へ電気刺激がうまく与えられない症状のことを房室ブロック(ぼうしつぶろっく)と言います。洞房ブロック(どうぼうぶろっく)は洞結節において生成された電気刺激が心房へうまく与えられない症状のことを言います。また、洞房ブロックのうち、慢性的に異常が見られるものを洞不全症候群(どう... Read more

DHA/EPA/オレイン酸/α-リノレン酸

ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は共に多価不飽和脂肪酸で、α-リノレン酸も同じ仲間となります。これらの成分には善玉コレステロール値(HDL)を減少させずに、悪玉コレステロール(LDL)のみを減らす働きがあると言われています。酸化されやすく過酸化脂質を発生させてしまうという欠点も... Read more

大動脈瘤

心臓から体の全体へ血液を送り出す機能を受け持つ血管で、一番太い大動脈の一部がコブ状に膨らんだものを大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)と言います。脳に発生した動脈瘤と大動脈に発生した動脈瘤は区別されています。主な発症原因は、動脈硬化の進行があげられますが、リウマチ、高血圧、弁膜症といったいった病気の影響でも発... Read more

糖尿病性腎症と運動療法

腎臓は、血液によって運ばれてきた体の中の老廃物を尿として排泄します。腎症が悪化すると、尿をつくる働きが悪くなるため、腎臓の作用を代替する人工透析(じんこうとうせき)をしなければならなくなります。腎臓は、糸球体が集合した組織で、左右の腎臓の中に100万個ずつ含まれています。この糸球体が、老廃物をろ過します。... Read more

血糖値測定

血糖値は、運動・食事・ストレスなどで変化するものです。以下の表は日本糖尿病学会による一般的な判断基準です。血糖値を測定することで、具体的な食事の量、インスリンの量などを調整できます。また、糖尿病の症状の治療には、一人一人、その人にあった治療方法がありますので、主治医と相談しながら決めると良いでしょう。2、... Read more

弁膜症とその治療法

弁膜症には、狭窄症と閉鎖不全症があり、狭窄症は弁がしっかり開口しないため血流が悪化する症状で、閉鎖不全症は、弁がしっかり閉口しないため血液が逆流したり、漏れを発生させてしまう症状です。通常、大動脈弁、僧帽弁(そうぼうべん)、肺動脈弁、三尖弁(さんせんべん)の四つの弁は、一方向に血液が流れるようコントロール... Read more

α-グルコシダーゼ阻害薬

α-グルコシダーゼ阻害薬には、アカルボースとボグリボースがあります。このα-グルコシダーゼ阻害薬の主な作用は、炭水化物の消化を遅延させるところにあります。消化が遅れますので、ブドウ糖、果糖への分解も滞り、腸管からの吸収率も遅くなります。そのため、糖尿病患者の方特有である、食後の血糖値急上昇を抑制することに... Read more

動脈硬化症

動脈は、心臓から出される血液を体全体に送り出すための血管です。動脈は心臓近くの大動脈から、枝分かれを何度と繰り返し、末端においては、最も細い細動脈へとだんだん細くなって行きます。血管平滑筋細胞や弾性線維などで、その弾力性や柔軟性を維持されている動脈の壁は、外膜、中膜、内膜の3層構造によって、形成されていま... Read more

安定狭心症と不安定狭心症

あまり心配ないとされる狭心症のことで、通常、発作の痛みや回数、発作が引き起こされるきっかけなどが大抵一定しているケースを言います。普通の生活をしても差支えありませんが、一応発作時を予想して、硝酸薬であるニトログリセリンなどを携帯し、動脈硬化を悪化させないため、アルコールやタバコはなるべく控え、重いものを持... Read more