「食の知識」カテゴリーアーカイブ

摂取したコラーゲン

国内ではコラーゲンが重要視されている傾向にあります。現在、アンチエイジングの立役者として広く知られており、美肌食材としても注目を集めています。高級食材であるすっぽんや鱶鰭(ふかひれ)、値段が手ごろの牛すじ肉といったものにはコラーゲンが多く含有されています。注目する中心は女性であり、これは美肌効果を生む成分... Read more

機能性ペプチドとカゼイン

アミノ酸の種類は二十個で、これらは生物の蛋白質を構成している成分であり、その構造によって蛋白質の持つ性質が異なってきます。蛋白質は体内に入って胃腸で消化される際、消化酵素によってペプチドに分解されます。消化酵素には胃液のペプシンや膵液のトリプシンといったものが存在し、結果的にアミノ酸に分解されます。そして... Read more

牛乳アレルギー

新生児期に調整乳や牛乳を飲ますとアレルギーを引き起こす原因になるとして注目されていましたが、これは赤ん坊の消化の能力が低いことに理由を求めることができます。というのは、消化力がない新生児は、アミノ酸にまで蛋白質を分解しにくいためです。分解しきれていないと、分子は大きな状態で残ることになり、これが容易に腸管... Read more

偽装表示

色んな法律によって規制されている食品の表示ですが、主なものは、不当景品類及び不当表示防止法、食品衛生法、計量法、JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律、などとなります。最近では日付を偽って表示していたり、原産地偽装、改ざんといったことが多々生じています。かつては果物や野菜と言えば、季節... Read more

減塩食

浸透圧を上昇させる塩分ですが、血圧に関することではとかく減塩食(げんえんしょく)に注意が行きます。ある物質を溶解させた液体を濃度の高い方と低い方に分けると、その濃度を同一にするため、濃度の高い方へ低い方の液体が移動する現象を浸透圧と言います。両者を区切る部分には壁があり、この部分は人間で言えば細胞膜にあた... Read more

エイコサノイド

細胞膜が正常に働かなくなる原因として必須脂肪酸不足があげられます。これはリン脂質の形やその性質に歪みが入るからです。一方、オメガ9や飽和脂肪酸はこの成分に該当しないため、体内で合成されています。しかし必須脂肪酸であるオメガ3とオメガ6は体内で合成されないため、食物から摂取する必要があります。 エイコサノ... Read more

変異型クロイツフェルトヤコブ病

イギリスで1986年に発見されたのが日本名で牛海綿状脳症と呼ばれるもので、略してBSEです。牛の疾患ですが、はじめて発見されてからヨーロッパ中に拡大したため、注目を浴びました。国内でも、牛が感染した症例がちらほら見られましたが、全部焼却されているそうです。この病気は、神経系統に障害が発生して最終的に死亡す... Read more

青背魚と植物油

昔の日本国内にはあまり鬱病の人はいなかったのですが、現在ではとても多くなっています。これは経済的な不利益にもつながることで、休職する人や退職者の中にはこういった鬱に関わる人が残念なことに多いのも事実です。これは何も成人した人にだけ言えることではなく、子供の間でも注目されています。 原因の一つとしてオメガ... Read more

ADIによる食品添加物の一日摂取許容量

国際的な機関であるFAOとWHO合同食品添加物専門家会議は略してJECFAと呼ばれています。この機関はWHOと略される世界保健機構とFAOと略される国連食糧農業機関が合同で設立したもので、食物の安全性評価を実施するためADIなどを定めています。ADIは一日摂取許容量のことで、ある食品添加物を人間が死ぬまで... Read more

輸入牛とホルモン

動物用医薬品には、ホルモン剤や寄生虫駆除剤、合成抗菌剤、抗生物質などがあります。食品衛生法によって残留基準が決められていますが、輸入された牛肉にはホルモン剤を用いているものがあります。日本へはその多くがオーストラリアとアメリカ産になります。かつて日本においても天然型のホルモンが利用されていましたが、今日で... Read more