「サイエンス」カテゴリーアーカイブ

自家融解

外部から食べ物が取り入れられなくなると、人間の体は重要な器官の働きを保つために、体にとって必要のないものを利用し出します。自然界では弱肉強食による生存競争があることは広く知られています。ある説では、人間が飢餓状態の際、弱い器官が犠牲にされて強い器官が生き残るというものがあります。これはいわゆる弱肉強食にあ... Read more

ぬるま湯と熱めの風呂

一般に風呂に入った際、少しぬるいと感じる温度は38度より下で、四十三度以上になるとやや熱いと感じようですが、体の健康に効果があるのはどちらなのかということが良く議論されます。つまり、ぬるま湯の方が体にいいのか、熱めの風呂に入った方が体に良いのかということです。通常、ぬるめの湯舟につかると緊張をほぐすことか... Read more

骨の構造

建造物によく例えられる骨の構造ですが、鉄筋の役目をしているのが蛋白質であるコラーゲンです。この物質は珪素及びビタミンCなどの補助によって網目状を形成し、ここへセメントの役目をするミネラルが蓄積していきます。ミネラルにはカルシウムやマグネシウム、リンといったものがあり、これらが結晶となってコラーゲンの網目の... Read more

ホモシステインとメチオニン

秩序に則って結合しているコラーゲンは善玉と言われているもので、強度と柔軟性がバランスをとって維持されています。反対に、秩序を無視して強度はあっても柔軟性に乏しいのが悪玉と言われているコラーゲンです。こちらのケースは茶碗などのように硬さはあっても落としたりぶつけたりすると直ぐに割れたり、欠けたりします。報告... Read more

疾患別の歩行

ウォーキングでは糖尿病や肥満、心臓病、腰痛、肩凝り、高血圧、通風など、疾患別の適したやりかたがあります。糖尿病では、血中に存在する糖分を燃焼させ、それを取り除くことが重要となります。一般に、二十分以上の歩行を毎日継続して行い、速度は少し遅めが良いと言われています。この場合、低血糖が空腹時に発生する懸念が残... Read more

冷えによる血流悪化

風邪などは冬に多く見られる疾患ですが、冷えに関連した病気は他にも心筋梗塞や脳卒中、高血圧、肺炎といったものがあります。更に膠原病や腎臓病、癌といった疾患も冬になると発症しやすくなる傾向にあります。元来西洋医学には冷えという概念ははなく、東洋医学に由来するものと言われています。体内に存在する各臓器は、体温に... Read more

病気を治癒させる発熱と食欲不振

高血圧や動脈硬化を引き起こす原因に塩分の過剰摂取というものがあります。確かに塩分の摂り過ぎはこういった疾患を招きますが、塩分というのはそもそも発汗や排尿によって消失するものです。問題となるのは、体内で利用された塩分が古くなって、それをきちんと排泄できないところにあります。これは運動やサウナなどで解決できる... Read more

手・足浴と半身浴

心臓疾患や腰痛、腎機能低下由来の浮腫、生理痛、生理不順、膝関節痛などを生じている人は半身浴が推奨されます。全身浴では自覚症状がなくても、胸や腹部が圧迫されています。これは水圧によるもので、自覚していなくても胸囲や腹囲が数センチ縮んでいるのです。全身浴は首までお湯につかっている状態なので、心臓疾患が認められ... Read more

消化吸収と排泄

断食の生活を開始すると、排泄の作用が活発になると言われています。これは、それまで消化活動に注がれていたエネルギーが逆転するためで、何日かするとその変化が体に現れ、感じ取ることが出来ます。人間の体は消化と排泄という働きを持っていますが、両者を同時に機能させることは無理なようです。現代人はとかく過食しやすい傾... Read more

クローン病と潰瘍性大腸炎

点滴を長期間行った場合の腸内と健全のそれとを比較すると、前者では絨毛が損傷してその形状を崩します。腸は、体内へ入ってきた食物から栄養分となるものを選んで吸収する訳ですが、点滴を受けているとこの作業を失います。また、絨毛が損傷を受けると免疫機能にも支障をきたし、その働きが落ちてしまうと言われています。胃酸に... Read more