生体でエネルギーを一番必要とするのは心臓といわれています。心筋の作用が落ちると息切れや動悸などの症状を訴えるようになりますが、このエネルギーを生成してるのがATPと略されるアデノシン三リン酸です。この物質は生命活動のもととなるものですが、これを生成してるのが細胞内のミトコンドリアであり、コエンザイムQ10... Read more
人間の体にはSODと略されるスーパーオキサイドジスムターゼやグルタチオン、カタラーゼといった酵素があります。いずれも活性酸素を抑制するものですが、これらは年齢を重ねるごとにその分泌量を減少させていきます。これは老化によって引き起こされる現象ですが、内部でこの仕組みをうまく活用できないならば、外部から抗酸化... Read more
ダイエットで摂取エネルギーを制限していたり、バランスのとれていない食生活、糖尿病などの持病があるケースでは兎角必要な栄養素が不十分となります。そのような場合に有用なのが、ビタミンAやB群、C、E、D、Kなどを配合するマルチビタミンです。抗酸化物質(こうさんかぶっしつ)と言われているものにはβカロテンやビタ... Read more
一般には、天然と合成に大きな違いはないと言われていますが、ビタミンEなどは違います。構造が若干異なっており、合成モノはdl-αトコフェロールで、天然モノはd-αトコフェロールとなります。人間の体の中へ移動すると抗酸化の働きが高くなると考えられていますが、体外では同等の作用とされます。以上のことからサプリメ... Read more
炭水化物、脂質、蛋白質がいわゆる三大栄養素と呼ばれているものです。生命活動に必要なエネルギーや身体を構成する重要な成分であり、体の中に入ると小腸から取り込まれます。消化酵素を含有する消化液が分泌されますが、これは取り込まれるのに小さな分子へと分解しなければならないからです。また、口から小腸にいたる範囲では... Read more
骨に含まれるカルシウムは全身に対して約九十九パーセントといわれています。重さは大体一キログラム程度であり、リン酸カルシウムにコーラゲン繊維が結合して構成されています。カルシウムそのものはミネラルとして知られている必須栄養素の一つであり、血中カルシウム濃度が低下すると骨から流出して不足分を補っています。尚、... Read more
一時的に粘液状にして食物を溜めておくのが胃袋の役割ですが、腹持ちは食物によって異なります。その内部の壁は粘膜で覆われており、多くのヒダによって形成されています。三層の斜走筋、輪状筋、縦走筋がその奥に見られ、漿膜は最も奥から覆っています。
胃壁からは消化酵素や酸が分泌され、内部に入ってきた食物をそこそこ分... Read more
病気は偏った生活が大きく影響しており、これが持続すると自然に甘いものなどを摂取するようです。これは身体を労わろうとする人間に備わった感性のためと考えられており、自然に身体を癒すようになるようです。一方、ゆとりのある生活を継続させると逆に身体を刺激する食物を無意識に欲すると言われています。刺激といえば、キム... Read more
デンプンはイモ類などに含有される成分で、その根や実に多く分布します。いわゆるブドウ糖のことで、この物質は太陽光を元に水と二酸化炭素から植物の光合成で生成されます。人間には植物のような光合成はないため、穀類やイモ類などを摂取することで生命を維持するためのエネルギーを作り出しています。
ブドウ糖になるデンプ... Read more
コーヒーが糖尿病を防ぐ働きは、疫学調査で示されていますが、その有効成分は分かっていません。実はどの物質が糖尿病を抑えているのか、論文においても見当たりません。しかし成分と作用のメカニズムが明確にされれば、将来的にもコーヒーと病気の見方は今より更に確かなものになるでしょう。様々な医療分野で発展を遂げています... Read more