結果に喜んだり落ち込んだりするメタボ健診の血液検査ですが、特にコレステロールの測定ではそう感じることも多いと思われます。この数値が高ければ漠然と理解したような感じになり、過食やアルコールの過剰摂取などが頭をよぎるものです。もともとコレステロールは体内でも合成されているため、食物として摂取しなくても体の中に... Read more
リン脂質は細胞膜を構成している物質で、内と外からそれぞれピンを伸ばしているような構造をしています。いわばリン脂質が二層になって細胞を取り巻くような感じになっており、それぞれの細胞間を区切るよう形で存在しています。その役目は、細胞の内側と外側で物質の移動をさせたり、細胞核を保護したりするといったものです。細... Read more
体内に取り入れられた乳糖は腸内へ移動し、酵素によってガラクトースとブドウ糖に分解され、その後吸収されます。この酵素は上皮細胞に含有されているもので、小腸の粘膜表皮に存在しています。ラクターゼと言われていますが、学問界ではβガラクトシダーゼとも呼ばれています。乳糖はこの酵素が存在しないと消化できませんが、活... Read more
最初に神経細胞から放出されたセロトニンが次の神経細胞へ取り込まれにくい原因としてまず、最初の神経細胞からスムーズにセロトニンが出されていないことが考えられます。また、この放出された神経伝達物質が次の神経細胞へ何らかの理由からうまく取り込まれていないことも考えられます。そして、そもそも神経伝達物質であるセロ... Read more
医学的見地から牛乳一リットルを飲んだ際、三十分以内に血糖値が100mlの血液に対し25mg以上高くなった場合に乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)と診断されます。牛乳一リットルというのは、乳糖50グラムに相当しますが、検査では乳糖を用います。しかし、一気に牛乳を一リットルも飲むということはあまり考えられな... Read more
砂糖と化学的に良く似ている乳糖(にゅうとう)は、乳に含まれている糖のことを言います。一分子ずつの果糖及びブドウ糖が結びついたものがいわゆる砂糖ですが、ブドウ糖にガラクトースが結びついているのが乳糖です。このガラクトースは果糖の代わりになるもので、名称の由来は乳糖の意味を有するラクトースからきています。また... Read more
腸を健康に維持するには乳酸菌(にゅうさんきん)が良いと言われており、今では広く普及している常識とも捉えられます。この菌には多くの種類があることはあまり知られていませんが、この名前は実は総称です。チーズやヨーグルトで代表的な動物性乳酸菌に対して、近年では植物性乳酸菌というものが注目を集めています。これは植物... Read more
人間がはじめて同じ作物を栽培し出してからおよそ一万年以上経ちますが、その頃から雑草による苦悩や害虫、作物の病気などさまざまな問題に晒されてきたと思われます。同じ場所で単一の農作物を栽培したケースでは、一度害虫が食いつくと一瞬にして被害は拡大します。病害虫は人間が生活を営んでいく上で、非常に悩まされてきたこ... Read more
女性ホルモンが閉経に起因して減少することやカルシウム不足、ビタミンD不足、老化、運動不足などが骨粗鬆症の発症原因と言われています。しかし、これら以外がその原因としてあまり考慮されてこなかったのも事実で、更に骨の原料となるのはカルシムだけではありません。実は、上記以外にも骨粗鬆症を引き起こす原因は存在し、今... Read more
脱灰を進行させる原因には多量の加工食品や動物性蛋白質の摂取などがあります。これは過剰なリンの摂取や代謝産物に起因するもので食生活に問題があります。マグネシウムはアルコールの過剰摂取や甘い食品のとり過ぎ、高度なストレスなどによって消失します。このミネラルはカルシウムと拮抗の関係があるため、体内のマグネシウム... Read more