「食の知識」カテゴリーアーカイブ

養殖魚の残留動物医薬品

11魚種に対して用いられる動物用医薬品が定められており、これらは薬事法の規定によって休薬期間及びその用途が決められています。また食品内に残留させてしまう基準値を食品衛生法で決めており、検査が行われています。養殖魚に関しては一定範囲の生簀で大量に育てるため、病気を防ぐ観点から動物用医薬品を用いるケースがあり... Read more

ウナギから見つかった合成抗菌薬や大腸菌群

食物を特定の場所に留置して行う命令検査は、中国や香港から輸入する際に実施されます。うなぎの加工品や養殖活うなぎがこれに該当し、この検査に通過しないと違反品とみなされ、輸入の許可が出ません。厚生労働省の検疫では、合成抗菌薬など投与してはいけないものが、輸入された養殖魚或いはウナギなどから見つかっています。そ... Read more

うまみ成分

グアニル酸ナトリウムやイノシン酸ナトリウムを組み合わせて用いた場合、その表示は調味料としてアミノ酸等となります。一方、グルタミン酸ナトリウムのケースではアミノ酸と一括表示されます。食品に対して調味料を用いている場合、「調味料」と一括表示されていますが、この調味料にアミノ酸だけを用いているケースでは「調味料... Read more

抽出溶剤

米ぬかや菜種、大豆などを原料として作られる米油、菜種油、大豆油は圧搾法と呼ばれる機械的な処理では効率が良くないと言われています。これは圧搾法によって処理した後に残った粕内に、かなりの油分が存在するためです。一般にナタネや大豆から精製される植物油は日本で非常に多く使われています。いずれもてんぷら油やサラダ油... Read more

調味料

酢や醤油などで知られるもので、古くから用いられてきました。味の質を調え、味覚を高めるものでは他にも、酒や塩などをはじめ、エキスやダシなど様々なものがあります。調味料(ちょうみりょう)は、うまさを高めるために味を調える材料のことを言いますが、味を拡大させたり、コクを出させるためにこれらを併用することもありま... Read more

解凍魚による腸炎ビブリオ

下痢や嘔吐、非常に強い腹痛を主な症状とする腸炎ビブリオの感染は、寿司や刺身などの摂取によって引き起こされます。また、まな板を使う際に魚介類や野菜類をごちゃ混ぜにすることによっても二次感染することがあります。この菌は塩分およそ三パーセントの海泥若しくは海水を好み、ある一定の温度以上で大量発生します。特に、夏... Read more

着色料

彩りを与えるだけでなく、美味しそうに見せたり、保存の際の退色を抑えたり、色調の変化を一定に維持する役目を持つのが着色料(ちゃくしょくりょう)です。食物の値打ちは栄養だけではなく、美しさを感じさせたり、美味しさを味わう楽しさも含まれます。人が食物を選ぶ際には見た目も重要であり、整った盛り付けや色は食欲を高め... Read more

テルペンとナリギン

柑橘類(かんきつるい)の外皮には、スチロール製の樹脂を溶かしてしまう成分が含有されています。発泡スチロールでは、特に強い変質を示す傾向にありますが、他の食器などでも同様の現象が起こります。かつて、スイーティーを食べた後にスチロール製の樹脂製品に触れて色が変わってしまったという珍事件が発生しましたが、これは... Read more

消泡剤

油を用いて揚げる際、多くの泡を発生させることがありますが、これを早急に消滅させるのが消泡剤(しょうほうざい)と呼ばれているものです。泡はフライやてんぷらなどの油揚げだけでなく、ウイスキーの発酵過程や果実ジャムを作る際の濃縮の際、大豆の蒸し煮といった工程を踏む豆乳及び豆腐の製造の時にも発生します。また、蒸留... Read more

植物のくん蒸

果物が輸入された場合、まず植物検疫が行われます。そしてこの検査が終わると食品衛生法によって決められた検査を実施します。次に市場へ流通するわけですが、ここでも食品衛生監視員によって安全性が確認されます。この監視員は地方自地体によって構成されており、これらの過程を踏んでその安全性は厳格に確認されています。これ... Read more