「サイエンス」カテゴリーアーカイブ

断食中の甲状腺ホルモン減少は浮腫防止?

腹部や皮下に蓄積されている中性脂肪は断食によってエネルギーに変化します。これは重篤な高脂血症の人でも顕著に数値として現われます。一方、断食最中は甲状腺ホルモンの分泌が少なくなるため、総コレステロールの数値は一過性に上昇するケースがあります。このホルモンには新陳代謝を促す働きがあるためですが、浮腫を防止しよ... Read more

骨粗鬆症とカルシウム

骨の形成には、単に原料をサポートするのみでは正常な働きを生みません。健全な骨を育成するためには、異常な脱灰を招く要因を払拭し、カルシウムにのみ限定されず、他のミネラルであるマグネシウムやマンガン、ホウ素、珪素(けいそ)、亜鉛などをバランスよく摂取し、ビタミンB群であるB6、B12、葉酸やビタミンC、ビタミ... Read more

心の風邪

日本では自分の命を断つ人が年間数万人に上ると言われています。その原因には借金や生活苦などがありますが、その根底には心の疾患が関与しているようです。人間どんな人でも風邪がをひいたことはあるでしょう。心の病気で言えば、特に鬱などは誰でも引き起こすリスクを持っています。また、直ぐに風邪を招きやすい人が認められる... Read more

血液を綺麗にしよう

東洋医学ではまず血液が汚れると発疹を招くと考えられています。次に炎症を引き起こして体内の血液中に含まれる老廃物を体外へ排出しようとします。しかし、西洋医学では炎症を鎮めるため、解熱剤などが用いられ、この作用を抑制することになります。また、発疹も炎症も引き起こすことが出来ない人もおられます。こういった場合、... Read more

収縮期と拡張期血圧

体の健康状態の指標として、コレステロールと共に調べられるのが血圧です。血管壁へ及ぼす血流から生じる圧力のことを言いますが、この圧力は心臓から排出される血液の勢いから発生します。測定される際には最低と最高の血圧が対象となります。大動脈、動脈、毛細血管、静脈、大静脈と進むにつれて圧力は低下する傾向にあります。... Read more

断食による血糖値/血圧/体重の変化

血糖値の高い人が断食をすると、その数値は低くなる傾向にありますが、通常であれば少し低下するのみです。ブドウ糖を必要とする組織では脳細胞や血球などがあげられます。エネルギー源となるブドウ糖の原料はグリコーゲンですが、これらの成分の蓄えはおよそ12時間程度です。断食すると当然ブドウ糖が消費されてなくなってしま... Read more

マクロファージが過酸化脂質を処理できなくなると・・・

LDLやコレステロールなどが過酸化脂質へと変化した場合、この不要物からの損傷を極力小さくするために、血中ではマクロファージが作用します。この物質は白血球の仲間ですが、血中に存在する不要物が過剰になってしまうときちんと作用しなくなります。つまり、マクロファージがその処理能力の限界を超えることで、不要物を吸収... Read more

環境ホルモンを追い出す断食とキレート作用

内分泌攪乱ホルモンと言われているものは、体内でホルモン作用を誤って働かせてしまうリスクが高いと指摘されている物質で、いわゆる環境ホルモンのことです。PCBと略されるポリ塩化ビフェニールやダイオキシン、BPAと略されるビスフェノールAなどがこれに該当し、いわゆる産業廃棄物などから発生する物質で、そのほとんど... Read more

海綿質と緻密質

骨膜は骨の外部を包んでいる膜であり、その内部には二種類の層が存在しています。これは海綿質と緻密質と呼ばれているもので、前者は柔軟性があり、後者は固くなっています。骨の場所によってこれらの層の比率が異なり、海綿質(かいめんしつ)は踵や足の付け根部分、背骨などに多く含有されており、このため滑らかに体を動作させ... Read more

過敏性腸症候群と脳腸相関

直接的な障害が腸に認められないが、下痢や便秘、腹部違和感、腹痛といった症状を訴えるのが過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)です。若者層でも多く見られる疾患であり、こういったお腹の問題を抱えている方が増加傾向にあると言われています。また、この疾患を引き起こすのはストレスが要因になっていると考えら... Read more